義肢・装具の製作工程
-Process-
装具ができるまで
《※製作の都合上、様々な装具での工程を掲載しております。》
①採型・採寸
患者さまの患部を石膏のギプス包帯で巻いて型を採ります。
②モデル修正
採型した型(陰性モデル)にギプス泥を流し硬化した後、陽性モデルを修正(削り修正・盛り修正)します。
③プラスティック成型
出来上がったモデルを十分乾燥させた後、プラスティック真空成型をして、モールドします。
※プラスティックにカラーを転写して見た目を良くしたりもできます。
※患者さまの身体の状況や製品によってはプラスティックモールドの前に、内張り(スポンジ)を設置したり、継手を設定して、プラスティック成型をする場合もあります。
④トリミング
プラスティック成型後、十分に冷えて硬化させた後、装具の輪郭を決めます。
この時、製作要素によっては、金属の加工をしたりもします。
モデルからプラスティックを切り開き外し、設定したラインのプラスティックを削り、縁のバリが無くなるまで磨きます。
⑤組み立て
底の滑り止めを貼り、軸の物を取り付け、仮のベルトを設定して取り付けます。
⑥仮合わせ
患者さまに装具を取付け、当たって痛い箇所をチェックします。
- 患部に必要な長さ、動きを阻害しない長さなどを設定します。
- ベルトの位置・長さ・向きのチェックをします。
⑦仕上げ
仮合わせの結果を踏まえて、
- ベルトを綺麗なものに作り替えます。
- 適切な長さに調整します。
- 空気穴を開けます。
⑧納品
すべての工程を終え、1人1人に合わせた物を患者さまにお引渡しします。
しかし、実際に使用してみて不具合が生じた場合は、調整させていただきます。
義肢ができるまで
《※製作の都合上、様々な義肢での工程を掲載しております。》
①採型・採寸
患者さまの患部を石膏のギプス包帯で巻いて型を採ります。
②モデル修正
採取した型を元に、患者さまに1人1人にあわせて陽性モデルを修正(削り修正・盛り修正)します。
③ソケット作成(チェックソケット・ソフトインサート・ソケット)
修正を施したモデルに、プラスティックを成型します
(チェックソケット)
また、構成要素によってはソケット内部に使うインサートもモデルに合わせて製作します。
④組み立て(ベンチアライメント)
全てのパーツを組み合わせ、全体のバランス(長さ・位置)を調整します。
⑤仮合せ(ソケットチェック・試歩行・操作)
組み立てた義肢を患者さまに装着し、ソケットの装着具合、歩く際のバランスや足の角度等を調整し整えます。
⑥仕上げ(外装)
身体の形に義肢全体の形を形成します。
⑦納品
すべての工程を終え、1人1人に合わせた物を患者さまにお届けします。
しかし、実際に使用してみて不具合が生じた場合は、調整させていただきます。